【報告レポート】「群馬の森」朝鮮人碑撤去裁判 戦後レジーム覆す歴史的勝訴!村田春樹ら演説

高裁「強制連行」は政治主張、碑の更新不許可は妥当と判断

 令和3年8月26日、群馬県立都市公園「群馬の森」に設置されている「朝鮮人追悼碑」の更新不許可をめぐる裁判において、東京高等裁判所は「設置不許可は裁量権の逸脱」とした原判決を破棄。前橋地裁の判決を覆し、「強制連行」やそれを想起させる発言は「政治的主張」に該当すると判断した。

 「日本女性の会そよ風(以下、そよ風)」が中心となって継続してきた朝鮮人碑撤去を求める活動が成果として実る高裁判決となった。

 高裁判決を前に「そよ風」と「群馬の森の朝鮮人碑の撤去を求める県民の会」は抗議街宣を実施、真実に迫る判決を求めた。その後、判決を受けて支援者に対して報告街宣を行い、勝利の喜びを分け合った。日本国民党も街宣車を出すなど協力を行った。

逆転「完全勝訴」

 高裁判決は、朝鮮人碑の更新を求める被控訴人が「政治的行事」を行ったかどうかに焦点が当て、平成17年に碑を設置した団体の事務局長、翌年には同団体の共同代表を務める人物も「強制連行」に触れたほか、来賓としてあいさつした朝鮮総連幹部も「戦後、日本政府は朝鮮人の強制連行と向き合ってこなかった」と発言したことを「政治的主張」だと判断した。

 また、群馬県が日本政府の見解と異なる強制連行の文言などについて団体側に修正を求めてきたことを指摘し、歴史的認識(政治主張)に基づき一方の主張に与する行為は県立公園の政治的中立性を損ねており、大沢群馬県知事(当時)の更新不許可は根拠が充分で適法であると群馬県側の主張が全面的に認められる完全勝訴となった。

反日勢力退けた、高裁前街宣!

 演説会の最後は村田春樹氏がマイクを持った。無知蒙昧な反日勢力による妨害を厳しく批判し、「誰か、慰霊碑に行ったのか?何人亡くなったのか答えてみろ!」と発言した際、反日勢力は呆然と立ち尽くすばかりだった。続いて、「少なくとも義務教育は済んでるだろ!なにを勉強していたんだ!」と反論の余地を与えぬ追撃に移った村田氏。反日勢力の先頭で、拡声器を用い演説を妨害していた男性は、数分前まで、威勢よく「ファシスト帰れ!」「差別するな」とがなりたてて妨害していた姿から一転、目に涙を浮かべる始末。反日勢力がいかに勉強不足であるかが如実に現れるものとなった。

報告街宣!「戦後レジーム覆した、歴史的勝利」

 群馬県の主張が全面的に認められ、朝鮮人碑の更新不許可は妥当だとする高裁判決後、勝利報告の演説会を開催。

 長年にわたり碑の撤去を求めていた佐藤みずえ氏は、「県の訴えを全面的に認める判決で感動を覚えた」と述べた。

 「群馬の森」朝鮮人碑更新反対の請願を提出していた金沢晴彦氏は、「前橋地裁の判決を全て覆してくれた。画期的な判断で完全な勝利と認識する。歴史的にも重要な一日となった」と話した。

 「そよ風」の鈴木由喜子会長は「これまでの『反省、反省、反省』の大号令、続いてきた戦後レジームが初めて否定された。うれしい限りだ。群馬の皆様、日本国民党・鈴木信行代表、村田春樹氏など皆さんのお力添えでここまでこれた」とうれしさを滲ませた。

 最後は村田春樹氏が「次々と戦後レジームをつぶしていこう」と声高らかに訴え、「群馬の森『追悼碑』裁判、全面勝訴万歳!」と参加者全員で声高らかに勝利宣言。碑の更新不許可は不当とする団体は「死ぬまで闘う」などと集会で話していたとの情報もあり、最高裁への上告自体はほぼ確定的だが、高裁判決の逆転全面勝訴は戦後レジームから脱却する歴史的一日と言えよう。

報道

朝鮮人追悼碑訴訟、市民団体が逆転敗訴 「政治的発言で中立性失う」 – 産経ニュース

群馬 朝鮮人労働者の追悼碑訴訟 一審判決を取り消し 東京高裁 | NHKニュース