朝鮮学校補助金中止求め一般質問に立つ

区長「北朝鮮と密接な関係がある」と答弁

令和2年9月16日 葛飾区議会第3定例会

 令和2年9月16日、葛飾区議会第三定例会にて鈴木信行代表が一般質問に立ち、区長や区執行部に実態と見解を求めた。

公園は地域共同体の要

 まず、鈴木代表は、皇族方のご臨席を仰ぐ関東大震災慰霊大法要に触れながら「国民を思う天皇陛下の大御心を都市整備に体現すべき」と語り、公園における防災機能の確実な実装と地域振興策の必要性、避難経路の周知や酷暑・熱波対策を質問した。近年の自然災害の激甚化を踏まえつつ、青木区長は鈴木代表の質問に理解を示し、「様々な利用ができる施設の設置を計画している。専門家を管理者として常駐させ、魅力ある講座やイベントを予定している。改修のテーマ。年間を通じた賑わいある公園になるようイベント等を通じて地域振興を図ることは必要不可欠」と答弁を引き出した。

 交通・都市施設担当部長から防災機能の拡充方針などについて「とても重要な課題と認識」しているとし、対策に取り組むと応じた。なにより、公共空間たる公園は地域共同体にとって存在感あるもの。区では公園開発のために用地収用を進めており、今後を占う指針として各見解を問うたものだった。

「子は国の宝」妊婦支援を問う

 続いて、現在、独りで自宅や車内、ホテルやトイレで出産してしまうケースが絶えないことや人工妊娠中絶問題について「子は国の宝」であり、子育て支援は何より重要性であり、胎児への「特別定額給付金」の給付も当然進められるべきと訴えた。一人でも多くの命を守ることが必要であり、区の政策を質した。健康部長は「出産に迷いのある女性を支援する『妊娠・出産どうしようコール』を設置。これからも安心して出産できる様に寄り添っていきたい」と答弁した。子供を巡る凄惨な事件は続く。とりわけ重要課題だ。

朝鮮学校はいかなる学校か、区長に迫る

 結びに朝鮮学校の補助金問題に切り込んだ。足立区での朝鮮学校補助金住民訴訟の事例をあげ、北朝鮮当局と密接な関係があることを改めて指摘し迫ると、以前、青木区長も拉致問題について「日本の主権に対する侵害であるとともに、重大な人権侵害であると認識している」と答弁していたが、なぜ問題を置き去りにして、補助金を支給し続けるのか。

 青木区長は「朝鮮学校は北朝鮮と密接な関係を有する団体が、その教育を重要視し、教育内容、人事及び財政に影響を及ぼしているものと認識」と答弁。地域振興部長は「適正に事務処理を進める」と繰り返し、誠意なき回答だ。

 保護者への補助金であるはずなのに、実態は学校に振り込まれている。予算執行に十分な透明性が確保されているとは到底考えられない。今後の追及は必須だ。どの政策課題についても引き続き推し進めるエネルギーが必要だ。そのために来年11月葛飾区議選突破は必須条件である。

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