韓国大統領 誰がなっても同じ 日韓断交こそが正常な関係

竹島の碑闘争10周年で韓国民団本部前で抗議行動に立つ鈴木代表たち

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野党系候補が勝利したが

 3月9日に韓国大統領選挙がおこなわれ、翌日の10日に、野党「国民の力」の尹錫悦候補が、次期大統領になることが決まった。5月10日から正式に大統領に着任する。

 尹候補について、日本のマスコミでも「日韓関係の改善に取り組む姿勢をみせている」(3月10日、日本経済新聞)と報じる向きも多い。

 尹錫悦は3月28日に駐韓日本大使と会談し、「良好な関係を急ぎ回復しないといけない。両者の努力が必要だ」と述べている。

 尹は「両者の努力」と言うが、日本は日韓基本条約を締結以後、莫大な金額の経済支援金を支払い、何度も総理大臣がする必要の無い謝罪やお詫びをさせられ、平成27年には不当な「慰安婦合意」をさせられて10億円もの金をゆすりとられている。これ以上、日本が「努力」を求められる筋合いは全く無い。

また出た「未来志向の日韓関係」

 さらに尹は「韓日関係を未来志向で推し進める」とも述べているが、これなどは韓国の歴代嘘つき大統領たちが揃いも揃って述べてきた、まやかし言辞の最たるものだ。

「未来志向的発展のためにも引き続き努力していく」(令和3年1月11日、文在寅)

「未来志向的な関係を新たに築いていくべきだ」(平成28年8月15日、朴槿恵)

「未来志向の韓日関係を」(平成20年3月1日、李明博)

「未来志向の韓日関係を作っていきたい」(平成18年9月28日、盧武鉉)

「未来志向的な関係を発展させるためにお互いに努力することが時代の要請」(平成10年10月8日、金大中)

 見事なまでに最近の歴代大統領がみんな「未来志向の日韓関係」と述べていることが分かる。

 そして全員が全員その後、国内問題で窮すると徴用工問題、慰安婦問題、竹島問題などで日本に言いがかりを付けて、反日を煽動して保身を図ろうとしてきた。

 韓国大統領の口にする「未来志向」とは、日本にゆすり・たかりをする前の常套句でしかなく、日本の政治家が口にする「遺憾の意」や「善処します」よりも無価値な言葉で、一切信用に値しない。

 こんな言葉一つで「次の韓国大統領とは上手くやれるだろう」と思ってしまう人は、頭が悪いとしか言いようがない。

韓国は「防波堤」にあらず

 日本国内でも「それでも韓国とは仲良くしていかなければならない」と考える人が一定数いる。日本に害悪をもたらすのが目的とした反日左翼を別として、いまだに保守派の一部には、「韓国は反共の防波堤、堡塁である」と思い込んでいる人々がいる。

 しかしながら、韓国がそうした役割を果たしてくれたことがどれだけあったのか。

 昭和53年に刊行された『KCIAの対日マスコミ工作』という本がある。韓国による対日世論操作を暴露した貴重な本だ。

 その中において、韓国側は「日本が韓国を無視す傾向がある」として、日本の保守系学者やジャーナリストを韓国に招待し、38度線や北朝鮮が掘った地下トンネルを見学させ、「韓国の防衛により、日本の自由が保たれている」と思い込ませようと工作していた事が赤裸々に書かれている。つまり「韓国防波堤論」は韓国が作った幻想に過ぎない。

 韓国の大統領に誰がなろうと同じだ。正常な日韓関係とは、日韓国交断絶をおいて他に無いのだ。

(編集部)

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