日本国民の集いを開催 国民運動の最前線と連携し前進確認
来たる選挙にも勝利し運動拡大を
12月6日、東京都中央区の東京証券会館にて日本国民党による党員総会と「日本国民の集い」が開催され、全国から約80人の党員・党友・支援者らが参加し盛会となった。
まず第一部の党員総会では、最初に国民儀礼をおこない、先覚者党物故者の御霊に黙祷を捧げ、金友隆幸情報宣伝局長によって党綱領朗読が行われた後、荒木紫帆組織統制局長の開会挨拶で始まった。小林芳夫副代表を議長に選出して議事を審議した。
令和2年活動報告と会計報告、令和3年活動方針が承認された。議案では、党則の改正(第二条、第九条、二十七条など)が提議され、改正案がいずれも採択された。特に第二条は我が党の目的と性格について、従来の「立党の精神に基づき維新回天の大業に邁進する政党」から「党綱領の精神に基づき日本国民による日本のための政治を目指す政党」と、より一般国民に馴染みやすく、現実的な文言へと改正された。
活動方針案説明では、柘植雅二愛知支局長から選挙について質問があり、党本部では、統計学を用いた選挙分析データを蓄積しており、各選挙区毎に解析できると説明があった。作家の鈴木傾城氏からは、「現代の玄洋社を作りたい」という代表の発言に対して質問があり、代表は「玄洋社からは閣僚や有名な政治家を輩出した。また大陸に進出して諜報活動や、欧米列強の植民地支配に苦しむアジア諸国を支援した。そうした意味で、現代の愛国の志を抱く、愛国勢力を作りたい」という旨の説明があった。
休憩を挟んでからの「日本国民の集い」では、まず先ほどの党員総会の報告があってから、表彰がおこなわれた。今年一年の党活動に貢献があった党員・党友に敢闘賞が授与された。千葉県の延原浩一氏、東京都の脇田国香氏、埼玉県の道添隆寛氏、東京都の九十九晃氏、愛媛県の檜垣克亘氏、神奈川県の高橋健二氏、そして愛知県の柘植雅二氏以下、国賊大村秀章糾弾運動を根気強く戦い続けている愛知支局党員らが受賞し、会場からも盛大な拍手が送られた。とりわけ、延原氏は3年連続という前人未到の快挙であり、日々の地道なポスティングの努力の結果である。また愛知支局党員らの一年以上におよぶ、国賊大村糾弾の様子は本紙既報の通りである。受賞者の数も過去最多となり、運動の広がりを感じさせるものとなった。
続いて、本大会にご協賛をたまわった方々のご芳名紹介と、祝電紹介があった。「北朝鮮に拉致された日本人を救う会山口の会」(救う会山口)をはじめ多くの祝電も頂いた。来賓紹介もおこなわれてから、所属議員からの挨拶があり、池田久義葛飾区議会議員、太田太中央区議会議員、原田陽子那珂市議会議員が挨拶に立った。
「発言」では、緊急報告「大村秀章愛知県知事糾弾運動の現状と今後」と題して、現地愛知県で去年から大村秀章糾弾運動を展開してきた山下俊輔氏より、愛知県下では今後も署名期間の自治体においては可能な限り署名集めを続け、大村秀章リコール・糾弾運動を徹底して戦っていくとの報告があった。
「愛国活動の最前線から」として、群馬の森公園の朝鮮人追悼碑撤去運動や、関東大震災慰霊祭などの運動をおこなっている「日本女性の会そよ風」の鈴木由喜子会長からは、現状の運動報告と共に、我が党の代表以下党員と街宣車の援軍がたのもしかった御礼をいただいた。
悠仁親王殿下のご生誕奉祝パレードなどに取り組む「愛国女性のつどい花時計」の岡真樹子代表からは、護持すべき皇統の歴史についてのお話しと、夫婦別姓をめぐり鈴木代表が、議会でただ一人「反対」にまわったことについても高く評価をいただいた。
基調講演として、『縄文人の日本史』などの著書がある、アイヌ問題研究家の澤田健一氏より「日本民族の本当の姿」と題して講演があり、日本民族とは、どこから来たのか、アイヌはいつから日本列島にいたのか、先住民族なのかといった点について、貴重な話をうかがった。
水谷浩樹大地社顧問の先導で、聖寿万歳をして会場は祝意で満たされた。最後に鈴木代表が閉会の辞を述べて無事終了した。
新たに採用された党スローガン、「わたしの町から日本を守る」を胸に、志を同じくする多くの国民運動団体としっかり共闘を深め、現実政治の中で一歩ずつ着実な前進をしていくことを確認した。参加者一同来年の飛躍に思いを一つにし、コロナ禍の中であったが、例年よりも実りある大会となった。