葛飾区議会4年間の活動成果!(日本国民党代表・葛飾区議会議員 鈴木信行)

鈴木信行一般質問

 私が葛飾区議会議員に当選させていただいてから、議会でしつこく質問している課題がいくつかある。

  1. 外国人への生活保護支給の見直し
  2. 外国人学校保護者・児童・生徒への補助金支給見直し
  3. 道徳授業でのアニメ『めぐみ』DVD活用
  4. 新生児聴覚検査にウイルス性難聴検査を加えること
アニメ『めぐみ』の活用を全校へ

 実現したのは、葛飾区内のすべての小学校中学校の道徳授業で、アニメ『めぐみ』DVDを必ず活用して授業を行なうということだ。始めは1校だけ実施しなかった学校があった。

 教育委員会指導室を通して理由を聞いたら、在日朝鮮人の子供が在校しているからとの答えだったが、その学校も次の調査では実施してくれた。

 実現後も、予算特別委員会と決算特別委員会で調査資料を請求し、全校の実施状況を確認している。活用しなくなれば名指しで質問させていただくが、今のところ大丈夫のようだ。

日本に困窮者を押し付ける中共

 外国人生活保護に関しては、区から「生存権保障の責任は第一義的にその者の属する国家が負うべき」とのとの答弁を引き出し、外国公館と入管に問い合わせるなど厳格な対応をしていくとの発言を勝ち取った。

 それにしても、憎たらしいのが中国大使館の態度だ。「我が国には在外中国人を救済する法律がない」と、日本に負担を押しつけてくる。救済や保障が出来ないなら、自国民を海外に送り出すべきではない。中共がやっているのは、困窮者を外国に押し付ける棄民政策同然のものだ。

 人道的問題として対処している日本政府もいい加減に救済措置の根拠となっている局長通達を撤回し、考え直す時期に来ている。入管法改正も含めた対応が必要だ。

朝鮮学校の闇の深さ浮き彫りに

 朝鮮学校への補助金支給は、一般質問から予算特別委員会・決算特別委員会でも繰り返し質問をしている。私立学校に通う日本人には補助金は支給されない。

 ところが外国人には所得制限なしに補助金が支給されている。これは地方自治法にある平等原則に反すると訴えるのだが、区長の答弁は平等原則に反しないという繰り返しだ。

 学習指導要領に従わない、朝鮮学校への公金支出は違法行為である。文部科学大臣は平成28年に朝鮮学校への補助金支出の見直しを、全国の地方自治体と教育委員会に通知している。すでに文科省と東京都は朝鮮学校への補助金支出を廃止している。

 葛飾区は保護者児童生徒への支出だと詭弁を繰り返すが、それならインターナショナルスクールや東京韓国学校の児童・生徒には、直接保護者の口座に振り込んでいる。ところが朝鮮学校だけは、まとめて朝鮮学校口座に振り込んでいることはおかしいではないか。

 これは補助金支給の趣旨に反すると質問しても、要項に反していないから問題なしとの回答となる。朝鮮学校への補助金支給は、当選前にも監査請求をしているので、長年の課題となっている。

 全国の主だった地方議会には、日韓議連と日朝議連がある。日本国中に朝鮮総連の息のかかったネットワークが構築されているのだ。朝鮮総連と朝鮮学校問題は闇が深い。

 葛飾区も例外ではなく、時間はかかるが補助金廃止に向けて、不当支出となる事実を積み上げ、国民運動との連携による世論の高まりを導くしかない。

新生児にウイルス性難聴検査を

 新生児聴覚検査にウイルス性難聴検査を追加してくれるように、葛飾区に質問し要望している。ウイルス性難聴は一定の割合で感染するのだが、現代医学では治る難聴と言われている。赤ちゃんの時に早期発見し対処すれば、ウイルスを克服できるのだ。

 このサイトメガロウイルスの症状は難聴だけではなく、注意欠陥・多動性障害の原因ともいわれている。耳に症状が出るよりも、症状が出ないで潜伏する感染者の数はもっと多いのだ。葛飾区では毎年約3500人の新生児が生まれる。

 その中で2人から3人がウイルス性難聴と思われる。難聴の赤ちゃんが、お母さんの声を聞きながら健常者と同じように成長できるのだ。

 ウイルス検査が実現したら、葛飾区は先進事例として、全国で認められると考えるのだが、23区特別区の一つである葛飾区の腰はなかなか重い。

 葛飾区の政策企画担当者に質問した。「新生児難聴検査にウイルス検査を加える予算は約2000万円だが、葛飾区の予算にとって財政負担となるのか」と質問した。

 答弁は「一般会計約2000億円の葛飾区の予算にとっては、財政負担にはならない」とお答えいただいた。それでもすぐには行政は動かないのだ。これもしつこく働きかけていく。

廃止される公園プールに代わってスケートリンクを

 もう一つ地元で実現することがある。現在、地元の区立鎌倉公園が改修工事中だ。公園プールを廃止して、その敷地を利用して地域の一時避難場所ともなる、多機能型公園を作っているのだ。共産党は公園プール廃止に8800筆もの署名を集めて反対した。

 子供の頃から親しんでいる施設がなくなると聞けば、誰もが反対したくなる。その共産党に対し、議会内でプール廃止に表立って賛成したのは私だけだ。誰もが火中の栗は拾いたくはない。

 だが地元公園の問題に黙ってはいられない。鎌倉町内の声を聞くと、以外に公園プール廃止に反対する声は多くないのだ。

 私も子供らも孫たちも遊んできた公園プールがなくなるのは寂しい。だが、年間利用者は激減し、年間稼働日数40日間では公共スペースとしての敷地がもったいない。鎌倉公園プールが建設された当時と違い、今では区内にスイミングスクールが多く存在する。

 各学校にはプールが設置された。公園プールが建設された当時とは、プール環境も子供の数も違ってきているのだ。公園プール廃止は時代の流れと、納得せざるを得ない。

 そこでプール廃止に替わり、じゃぶじゃぶ池設置だけでは、地域財産喪失を埋め切れないと考えた。私は公園課に冬期に野外で簡易型のアイススケートリンク設置を求めた。葛飾区の担当課も乗り気になり、スケートリンク設置は必ず実現する。地域の賑わい創出になり楽しみである。

子供がボール遊びできる環境整備を

 国政とは違い、地方議会では無所属議員でも良い提案をすれば、施策は実現するのだ。スケートリンク設置のヒントは、出張のたびに公園を見て歩いた成果だ。

 京都の鉄道公園にあった屋外型スケートリンクを見て、これを鎌倉公園に設置したいと考え提案したのだ。政治はアイデアと企画力だと思った次第である。

 また、区内の公園が抱える問題として、ボール遊び禁止がある。この問題は平成30年に行なった初めての一般質問で発言した。令和3年の予算審査特別委員会でも質問している。

 区内公園の半数以上がボール遊び禁止という不自然な現実があるのだ。夕方、子供たちが公園でボールで遊べないのは異常だ。

 解決手段として、時間制限でボール遊びを解放するとか、いくつか提案した。これは公園周辺の地域の方々との調整が必要だ。

 だが根気強く対処して解決していくつもりだ。子供の遊び場としては、区長に学校開放もお願いしている。これもコロナ禍が終息すれば進む施策と考えている。

(日本国民党代表・葛飾区議会議員 鈴木信行)